山梨県北杜市立白州小学校で開いた「水ケーション」で子供たちに水の大切さを伝える萩原智子さん=2015年9月1日(角かずみ撮影)【拡大】
一緒にプログラムを進めていくパートナーは、森林セラピストの小野なぎささん。プログラムの内容は座学と運動で、まず座学では小野先生による「森と人のつながり」の授業を行った。森が育む「人」「動物」「植物」「心」そして「水」。さまざまな角度から考える授業内容に、子供たちも興味津々で耳を傾けていた。
座学が終われば、私がプールで水泳教室を行う。この日は気温、水温が低く、泳ぐことが難しかったため、プールサイドで水に対する思いを伝え、体育館で水泳の基礎を行った。「水」があって当たり前ではなく、「ありがとう」の気持ちを持つことができれば、環境に対しての考え方も変わるのではないかと思っている。
スポーツできる幸せ
2020年東京オリンピック・パラリンピックが決定してから、スポーツ界が盛り上がっている。しかし、ただスポーツを楽しみ、体を動かすだけではなく、スポーツを通じ、スポーツができる環境に目を向けてほしいと思う。スポーツができるということは、素晴らしい環境が保たれているからなのだ。スポーツは、幸せの象徴でもあると感じる。