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社会の「約束」を踏みにじった情報偽装 渡辺武達 (1/3ページ)

2015.10.28 11:00

傾斜が判明した横浜市都筑区のマンション=2015年10月22日、神奈川県(共同通信社ヘリから撮影)

傾斜が判明した横浜市都筑区のマンション=2015年10月22日、神奈川県(共同通信社ヘリから撮影)【拡大】

 【メディアと社会】

 「またか…」と暗澹(あんたん)たる気持ちになる。横浜市都筑区(つづきく)のマンションが基礎工事のくい打ちの施工不良で傾き、偽装が発覚した問題である。くい打ちを施工した旭化成建材によると、過去10年間に自社でくい打ちを行った建築物は全国で3040件あり、その中には学校や特別養護老人ホームなどまでが含まれているという。

 同じ横浜では2003年にも、くい打ちの施工不良でマンションが傾き、大騒ぎになっている。1995年の阪神・淡路大震災では、手抜き施工が原因で倒壊した建物が少なからずあったことが建築学会関係者の調査で後に判明した。

 旭化成グループには、戸建て住宅のヘーベルハウスを手がける旭化成ホームズがある。先月起きた茨城県常総市(じょうそうし)での鬼怒川(きぬがわ)の堤防決壊による大規模水害では、ヘーベルハウスの白い家が激流に耐え、流されてきた木造家屋を押しとどめ、その屋根から住民が自衛隊ヘリで救出され、大きな話題になった。そんなイメージアップも今回の問題で台無しで、グループのブランドは大きく傷ついた。

相次ぐ不正発覚

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