「中国が攻撃を仕掛けてきた場合、しっかりと自らを防衛できる艦船を米国は選んだ」
米シンクタンク、ランド研究所のティモシー・ヒース上級研究員は、ラッセンが派遣された理由をこう解説し「米国は実力行使も辞さないとのメッセージを送った」と分析した。あらゆる事態を想定したと証言した米政府関係者も、ラッセンの性能の高さを強調した。
米海軍横須賀基地配備のラッセンは、敵の航空機やミサイルの情報を瞬時に処理、多数の目標を同時に攻撃できる高性能の防空システムを持つ。巡航ミサイル「トマホーク」の装備も可能だ。
ただ米側の慎重な艦船選定は、中国の出方を読み切れていなかったことの裏返しでもある。米中のにらみ合いを、ワシントン・ポスト紙は「何かの拍子に制御不能になる我慢比べ」と表現した。(共同/SANKEI EXPRESS)