米スターウッドホテル&リゾートワールドワイドが運営するウェスティンニューヨークホテル=2012年2月1日、米ニューヨーク(AP)【拡大】
安全保障に危機感
そして、こうした投資や買収が米国の安全保障をも脅かし始めている。米国務省は毎年、国連総会の拠点としてニューヨーク市の名門ホテル「ウォルドルフ・アストリア・ニューヨーク」を利用してきたが、中国の安邦保険集団がホテルを買収したため、米国は今年、ハッカー攻撃を繰り返す中国側の盗聴などを懸念し、このホテルを利用するのをやめている。
このため、ハイアットが身の丈を超えたとも映る買収に名乗りを上げたのは、中国に対する米側の危機感を反映したものとの見方もある。
米調査会社アーガス・リサーチのアナリスト、ジョン・スタザック氏はロイター通信に「私の勘では、ハイアットは少々無理をせねばならないが、スターウッドを買収できると思う。しかし、本来はプレミア価格が苦にならない外国企業による買収が理想的かもしれない」とみている。(SANKEI EXPRESS)