景気減速懸念の一方で、中国人観光客の“爆買い”需要で好調の企業も=2015年4月2日、東京都千代田区(蔵賢斗撮影)【拡大】
日産自動車の中国法人幹部は「6月の上海株式市場の株価急落で、新車販売にもマイナスの影響があった」と漏らす。株安で損をした個人投資家が消費を手控えたためで、来店客が減った地方の百貨店が閉店に追い込まれている。
日系企業の選別加速
注目されるのは、1~9月期のインターネット通販の販売額が30%以上の伸びを示していることだ。「消費者のニーズに対応できた企業だけが生き残る」。日系企業幹部は中国市場で企業の選別が加速するとみる。
民間シンクタンクの予測では、今月16日に発表される日本の7~9月期の実質国内総生産(GDP)は2期連続のマイナス成長になる恐れがある。甘利明経済再生担当相は「企業経営者が踏み込んでいく決断が大事だ」と企業に奮起を促すが、経済の下支え効果が鈍る恐れも出てきている。(SANKEI EXPRESS)