聴いているうちに心が清められていく気持ちになるのは、ラテン語で歌う「サンクタ・マリア」と「アストラ・エ・ルナ」だろう。そしてエンヤの曲の中ではアップテンポな仕上がりの「エコーズ・イン・レイン」については、「テーマとなっているのは、自分が期待していることや、それがうまくいくときのこと。サビで歌っている“アレルヤ”は、そういった全てが完璧で満足している自分がいるときに得るエモーションや考えを呼び起こすのに、ぴったりな言葉だと思うわ」と話す。
気持ちが温かく豊かになっていく、そんなすてきな内容のアルバムだ。(音楽評論家 伊藤なつみ/SANKEI EXPRESS)
■エンヤ アイルランド北部ドニゴール州生まれ。1988年にアルバム「ウォーターマーク」でメジャーデビューし、「オリノコ・フロウ」「オンリー・タイム」「ワイルド・チャイルド」などヒット曲多数。全世界で累計7500万枚以上セールスしている。日本でも人気が高く、第59回NHK紅白歌合戦(2008年)に特別企画として出演。デビュー時から、サウンドプロデューサーのニッキー、作詞家のローマのライアン夫妻とチームを組んで制作している。