31分の持ち時間にさまざまな表情を詰め込みながらもダンスの神髄を見せた「s**t_kingz」(シットキングズ)のステージ。米カリフォルニアのダンスコンテスト「BODY_ROCK」で2年連続優勝を果たし、世界各国でワークショップを行うなど世界をフィールドに活躍するダンスカンパニーだ=2015年10月30日、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアター(田中幸美撮影)【拡大】
4都市で計9公演を行い、約4500人の観客を集めたほか、公演と同時に行われたワークショップも計8回に1240人が参加するなどの大盛況だった。
プロジェクトのプロデューサーを務めるパルコの中西幸子さんは、「多くのダンサーがアジアのお客さんと接して、ダンスを始めたころの自分の原点に立ち戻り、もう一度本質的なことに気付かされた」と振り返る。当初ダンサーたちからは「アジアもいいが欧米に行きたい」という反応もあったが、アジアの可能性にストレートに感動したという。
さらにアジアのダンスのレベルの高さも目の当たりにした。各地で行ったワークショップでは、躍り込んでいる熟練の参加者が多く、「ユーチューブ」で熱心に日本人ダンサーのパフォーマンスを視聴していて、ストリートダンスがアジア各国で根付いていることを実感させられたという。
≪枠超えた交流でエンタメ界に新風を≫
タイ・バンコクでは、公演とワークショップの枠を飛び越えたダンスによる交流も実現した。