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【陸上】ドーピングは「慢性病」 露陸連を資格停止 (3/3ページ)

2015.11.15 06:00

国際陸連の暫定的な資格停止処分を受け、取材に応じるロシア陸連のミハイル・ブトフ事務局長=2015年11月14日、ロシア・首都モスクワ(AP)

国際陸連の暫定的な資格停止処分を受け、取材に応じるロシア陸連のミハイル・ブトフ事務局長=2015年11月14日、ロシア・首都モスクワ(AP)【拡大】

 ソ連は東側のリーダーとして米国とスポーツ界の覇権を争ってきた。1991年にソ連が崩壊すると国力の低下とともに優秀な選手、コーチが次々と国外に流出。影響は顕著で、96年アトランタ五輪の金メダル獲得数で首位から陥落し、2008年北京五輪では過去50年で最少の23個、12年ロンドン五輪では、トップ3の座からも滑り落ちた。

 プーチン大統領は失墜した国威を回復すべく、スポーツ関連予算を急増させた。14年ソチ冬季五輪と18年サッカーW杯招致に成功した力ずくの政策は、ロシアのスポーツ関係者に結果を迫る必要以上の重圧をかけ、不正を助長させたのでは、との声もきかれる。

 WADAの第三者委は9日に公表した調査報告書でこう指摘した。「(ロシア陸上界には)勝利のために手段を選ばない文化が根付いている」。いわば、体力の低下とともに顕在化した“慢性病”。治療は簡単ではない。(黒川信雄、森本利優/SANKEI EXPRESS

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