17日の会議では、各国からテロとの戦いの重要性を改めて認識するよう求める発言があり、対策の強化で一致した。
声明では、テロや不正な金融活動から地域の経済や貿易、投資、金融システムを守るための最善の取り組みや情報を共有することを奨励。域内の安全な移動の促進を目的に、乗客の個人情報を航空会社が警察当局などに提供し、入国前に不審者をチェックする「事前旅客情報」や、乗客の予約記録を活用した取り組みを実施することを求めた。
このほか、声明は域内を包括するアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想の議論の進展を歓迎。21カ国・地域のうち、日米など12カ国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉で大筋合意したことを念頭に「進行中の取り組みを発展させ追求されるべきだ」とも強調した。
ただ、FTAAP研究の「努力を称賛する」としたが、TPPの評価は直接明記しなかった。中国などTPPに不参加の国・地域に配慮したとみられる。首脳会議の直前に開かれるTPP首脳会合では、大筋合意を歓迎する見通しだ。(マニラ 西村利也/SANKEI EXPRESS)