≪「イスラム教徒排斥の動き」米国に飛び火≫
パリ同時多発テロを受け、イスラム教徒を排斥しようとする動きが米国に飛び火、保守層を中心に拡散する兆しだ。来年11月の米大統領選に向け共和党候補は競うようにシリア難民の受け入れ拒否を主張、バラク・オバマ政権との対立が先鋭化している。
「やりたくはないが、究極の憎しみがここから生まれているなら、閉鎖も真剣に検討せざるを得ない」。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」がビデオ声明でワシントンへの攻撃を予告した16日、共和党指名争いを引っ張る実業家、ドナルド・トランプ氏(69)は米国内のモスク(イスラム教礼拝所)閉鎖に言及した。
トランプ氏と支持率首位を争う元神経外科医、ベン・カーソン氏(64)は「イデオロギーテスト」が必要だとし、難民の受け入れ停止を主張。他候補らもキリスト教徒に限定した受け入れなどを唱え始めた。