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普通の若者が豹変、忍び込む過激思想 パリ同時テロ、発生1週間 (3/4ページ)

2015.11.21 00:00

同時多発テロの発生から1週間となる20日の朝を迎えたパリのレピュブリック広場。癒えぬ悲しみを象徴するかのような雨が広場を濡らした(大西正純撮影)

同時多発テロの発生から1週間となる20日の朝を迎えたパリのレピュブリック広場。癒えぬ悲しみを象徴するかのような雨が広場を濡らした(大西正純撮影)【拡大】

 真面目な市バス運転手

 89人が死亡したバタクラン劇場で自爆したサミ・アミムール容疑者(28)も周囲からは、「礼儀正しく物静かな人」と見られていた。アルジェリア移民の両親と2人の姉妹の5人家族で、パリドランシーで暮らし、地元の学校卒業後は、市バスの運転手として「問題なく真面目に働いていた」(近所の住民)。

 2013年ごろからアラビア語が不得手にもかかわらず、インターネットでイスラム教の説法を食い入るように見るようになり、家族の女性にブルカ(イスラム教徒の女性用の全身を覆う衣服)を着用するよう迫った。あるときはモスクの帰りに父にこうつぶやいたという。「(米中枢同時テロの首謀者)ビンラーディンの誇りに触れられた」。その後、シリアに渡り、イスラム国に参加した。

 国内いる間に洗脳?

 バタクラン劇場で銃を乱射したイスマイル・モステファイ容疑者も目立たず地味な性格で、1年ほど前までパン職人を目指して研修を受けていたが、やはり突如、シリアへ渡った。

自爆死した女は「ミニスカートをはいて、化粧をしていた」

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