敷地内にある公衆トイレで爆発が起き、消防隊員や警察官で騒然とする靖国神社の南門=2015年11月23日、東京都千代田区(共同)【拡大】
今回のケースでは時限式爆発物が使われた可能性が高い。日本の過激派の“古典的手口”ともされるが、日本の過激派は、捜査を受け組織崩壊を招きかねないゲリラ活動を避ける傾向が強まっている。板橋氏は、「リスクを考えると過激派の組織的犯行と断定するには疑問がある」と話す。
銃規制が厳しい日本では爆発物による攻撃の恐れが高いとされる。原料の薬品は広く市販され、製造法もインターネットで入手できるためだ。警察当局は販売店と連携し、不審な購入者がいないか注視している。
組織に属さない「ローンウルフ(一匹狼)」型のテロリストは、入手が容易な爆弾で犯行に及ぶ傾向がより強いとみられる。単独で潜在化するケースが多いため、「事前の把握は非常に困難」(警察関係者)。課題は山積したままだ。(SANKEI EXPRESS)
■靖国神社 国家のために命をささげた人々を慰霊し顕彰する目的で明治2(1869)年、明治天皇により東京都千代田区九段北に創建された神社(当時は招魂社。明治12年から現名称)。戊辰戦争や日清・日露戦争、先の大戦などで公務中に死亡した軍人や軍属、民間人ら約246万6000柱がまつられている。