首脳会談に向かうにフランスのフランソワ・オランド大統領(右)とイギリスのデービッド・キャメロン首相=2015年11月23日、フランス・首都パリのフランス大統領府(ロイター)【拡大】
≪空母、臨戦態勢 ロシアとの共同作戦も視野≫
フランス政府は、シリア沖で臨戦態勢に入った原子力空母シャルル・ドゴールによる「イスラム国」への軍事作戦を本格化させる。非常事態延長などで国内の治安を固めた上で、対立してきたロシアとの連携も視野に、イスラム国壊滅を目指す。
「イスラム国を世界から壊滅せねばならない。それが唯一の目標だ」。ルドリアン仏国防相は22日、シャルル・ドゴールが23日から臨戦態勢に入ることを明らかにした上で、こう強調した。
仏軍は同時テロ後の15~17日、ヨルダンなどに配備した戦闘機12機で、イスラム国の重要拠点のシリア北部ラッカで戦闘員の訓練・司令施設を集中攻撃。この3日間で投下した爆弾は約60発に上る。これは、シリア空爆を始めた9月下旬からテロ発生前までに投下した爆弾に匹敵する規模だ。
仏軍高官は21日、メディアに、ラファールなど戦闘機26機を搭載した空母が加わることは「作戦上、重要な意義を持つ」と語った。
仏露両軍高官は19日に電話で協議を行った。仏軍高官は「現時点では攻撃で連携したり、標的を共同で決めたりはしていない」と述べたが、仏メディアは空母の準備が完了次第、露側と調整する可能性を報じた。