首脳会談に向かうにフランスのフランソワ・オランド大統領(右)とイギリスのデービッド・キャメロン首相=2015年11月23日、フランス・首都パリのフランス大統領府(ロイター)【拡大】
フランスはロシアが支えるシリアのアサド大統領の退陣を特に強く求めてきた経緯があり、露軍との共同作戦は大きな戦略転換となる。アサド氏は22日、露軍の支援で「ほぼ全ての前線で軍は前進している」と述べており、共同作戦がアサド政権に有利に働く可能性は否めない。
ただ、同時テロを受け、「アサド氏はイスラム国ほどの差し迫った脅威ではない」(仏専門家)として、イスラム国掃討を優先すべきだとの声が強まっている。空爆と地上部隊が連携する重要性から、アサド政権を支援するロシアとの協力は「理にかなっている」(仏戦略研究財団のイヴ・ボワイエ副所長)との指摘もある。(パリ 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)
≪主犯格、偽造旅券で難民装い入国か≫
シリアの偽造旅券が数千人分規模でつくられ、パリ同時多発テロの主犯格、アブデルハミド・アバウド容疑者=死亡=もそうした旅券で難民を装い欧州入りしていた可能性が指摘されている。11月22日付のフランス紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが警察筋の話として伝えた。