国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送で実績のあるスペースXは13年にロケット「ファルコン9」の着陸・回収実験に着手。14年4月には海上への着水に成功したが、8月には飛行実験でロケットが爆発。今年1月と4月には海上のプラットホームに着陸させ回収を試みたが、いずれも失敗に終わった。6月にはISSへの物資輸送の打ち上げでファルコン9が爆発し、開発に暗雲が垂れ込めている。
ただ、大幅なコスト削減が可能な再利用型ロケットへの期待は大きい。世界初の民間宇宙旅行を目指している英ヴァージンギャラクティックは、すでに参加者を募集しており、料金は1人25万ドル(約3000万円)と高額だ。ベゾス氏はCNNに、「現在のロケットは非効率で、(宇宙旅行の)チケットがどれほど高価になるか想像できるだろう」と語り、宇宙旅行市場の拡大には再利用型ロケットの開発が不可欠と指摘した。
マスク氏も、完全再利用が実現し単純に燃料費だけで済むと考えれば、1回の打ち上げコストは現在の1億ドルの100分の1にまで削減できると見積もっている。(SANKEI EXPRESS)