グランプリ(GP)ファイナルで3位に入った宇野昌磨(しょうま)のフリー=2015年12月12日、スペイン・カタルーニャ自治州バルセロナ(共同)【拡大】
25日に札幌市真駒内(まこまない)セキスイハイムアイスアリーナで開幕するフィギュアスケートの全日本選手権で、男子の宇野昌磨(しょうま、愛知・中京大中京高)が初の世界選手権出場を狙う。シニア本格参戦の今季、グランプリ(GP)ファイナルの表彰台まで一気に駆け上がった18歳のホープは「日本選手はとても強い。でも、満足いく演技ができれば結果は残せる」と確かな自信をのぞかせる。
GPファイナルでは自己ベストを更新し、世界選手権の優勝経験者が3人というハイレベルな争いに割って入った。それでも「はっきりと次の目標があるから、やり切った感はない」ときっぱり。「プログラムの完成度はまだまだ。もっともっと伸びしろがある」と、開催地バルセロナから帰国した足ですぐさま練習リンクへ向かった。