中国・広東省深●(=土へんに川、しんせん)市の土砂崩れ現場で、犠牲者に黙とうする救助隊員ら=2015年12月26日(新華社=共同)【拡大】
土砂崩れは20日、深セン市の工業団地で発生。200メートル近くの高さに積み上げられた大量の建設残土が一気に流出し、工場など多数の建物が倒壊。7人の死亡が確認されたが、70人以上が行方不明となっている。
≪国営メディア 政府批判回避に躍起≫
中国広東省深セン市の大規模土砂崩れは27日で発生から1週間。捜索は遅々として進まず、地元では生存者発見への期待は絶望へと変わった。国営メディアが「救援活動は合格点」と自画自賛する一方で、地元トップに異例の謝罪をさせてガス抜きを図るなど、中国政府は批判回避に躍起だ。政府の調査チームは早々と人災と断定したが、業者と地元当局の癒着という疑惑の核心まで切り込むかは不透明だ。
「友人と連絡が取れない。中に入れてくれ」。当局による犠牲者追悼式が行われた26日午前、現場に通じる道路で、規制線の警備に当たる警官に通行を阻止された1人の男性が泣きながら訴えた。周辺には、同様に足止めされた人々の姿があった。追悼式への被災関係者の参加は厳しく制限されたもようだ。