フィリピンの若者らが上陸したパグアサ島=2015年12月2日(ロイター)【拡大】
≪ベトナムは試験飛行を非難≫
ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官は2日、中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島にあるファイアリークロス(中国名・永暑)礁に造成した飛行場への試験飛行を行い、航空機を着陸させたと非難する声明を出した。ロイター通信が伝えた。
中国がベトナムと領有権を争うファイアリークロス礁に造成した3000メートル級滑走路の飛行場について、ビン報道官は「中国が不法に建設した」と指摘。試験飛行は、昨年11月に中国とベトナムの首脳会談で南シナ海問題を「適切に処理する」と合意したことに「逆行する」と批判した。
一方、中国外務省の華春瑩報道官は3日までに公式サイト上で談話を発表し、「中国は南沙諸島と周辺海域に対して、争う余地のない主権を有している。ベトナム側の不当な非難を受け入れない」と反発した。(シンガポール 吉村英輝、北京 川越一/SANKEI EXPRESS)