北朝鮮が前回、2013年2月に核実験を行った際は、米軍は約1カ月後にB52とB2戦略爆撃機をそれぞれ韓国に投入した。
北朝鮮は13年までの3回の核実験を事前に報道で「予告」したが、今回初めて予告なしに行った。脅威の度合いが高い「水爆」実験の成功を主張し、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の技術向上がみられる点も米側の警戒感につながっている。
米側にとって好材料なのは、昨年18年ぶりに再改定した日米防衛協力指針(ガイドライン)に基づく「同盟調整メカニズム」の存在だ。平時から意思疎通を深め、機敏に自衛隊と共同で対抗策を練ることが可能になった。カーター国防長官は、日本時間8日夜の中谷元(なかたに・げん)・防衛相との電話会談でもメカニズムの活用を確認した。
日米韓で取り交わした防衛機密情報を共有する覚書も連携を後押しする。北朝鮮の核・ミサイルに対応するため、米国を介して3カ国が情報を共有する枠組みが2014年にできた。