後半、帝京大・尾崎晟也(せいや)がトライを決める=2016年1月10日、東京都港区の秩父宮ラグビー場(共同)【拡大】
珍しくミスを連発し、前半30分までスコアレスの展開は不測の事態だった。「気合が入りすぎて空回りした」とSOの松田。前半31分、まさかの先制を許したが「いつも通り、スペースをみつけてアタックすればいい」と松田の好判断で3分後にトライを奪い同点。ハーフタイムに岩出(いわで)監督が「勝ちにこだわり過ぎている。楽しめ!」とリラックスさせると、帝京大らしい本来の動きが戻った。
日本のラグビー史で7連覇を達成したのは社会人の新日鉄釜石、神戸製鋼、そして帝京大。くしくも同じ赤いジャージーがトレードマークだ。「連覇は先輩からのバトン。いかに上級生がいい見本をみせ、それを見た学生が本物の部員になっていくかです」と指揮官。来季、4年で8連覇に挑む松田は「歴史をつないでいきます」と力を込めた。(芳賀宏/SANKEI EXPRESS)