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生活の隅々に影響 畏敬の対象にも「水-神秘のかたち」 (2/3ページ)

2016.1.11 14:00

「春日龍珠箱_内箱(蓋裏)」南北朝時代、14世紀_奈良国立博物館(森村欣司さん撮影、奈良国立博物館提供)

「春日龍珠箱_内箱(蓋裏)」南北朝時代、14世紀_奈良国立博物館(森村欣司さん撮影、奈良国立博物館提供)【拡大】

  • 「十一面観音立像」長快作_一躯_鎌倉時代、13世紀(山崎兼慈さん撮影、パラミタミュージアム提供)
  • 「宇賀神像」木食白道作_一躯_江戸時代、18~19世紀(東京・心源院提供)

 不浄なものを洗い流して浄化させる水の力は神事、仏事と切っても切れない関係をもち、水源や航海など水にまつわる神仏が信仰されるようになった。

 七福神の一人、弁才天はもともとインドの河川を神格化した「サラスヴァティー」を漢訳した名前だという。水の神として五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛、学問などもつかさどる。

 弁才天の頭部にとぐろを巻いているのは食物神の「宇賀神」。体は白蛇で顔は老翁という姿はちょっと怖いが、江戸時代になると、単独でも像がつくられて信仰の対象になった。木喰の弟子、木食白道の宇賀神像(18~19世紀)はほほ笑んでいるようで、どこかユーモラスだ。

 豊作に向けて「祈雨」

 水に対する信仰の中で、切実な願いが込められたのは豊作に向けての雨乞い「祈雨」だ。古くは「日本書紀」にも記載がある。仏教(密教)の祈雨では、京都の神泉苑の池など「龍(神)のすむ場所」で祈祷(きとう)するようになる。

鬼と若者の姿をした「八龍神」

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