5点リードされていた前半29分、執念のトライを決めて嫌な雰囲気を一変させた東海大仰星の真野泰地(まの・たいち)主将=2016年1月11日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場(共同)【拡大】
12-17の前半29分、真野主将の突破が嫌な雰囲気を一変させた。ゴール前のスクラムから左に展開すると、背番号6がすかさずフォローに入る。172センチと小柄なフランカーは「技術とかじゃなく、立ち続けようと思った結果」と幾重ものタックルをはねのけて、インゴールに飛び込んだ。
前回、日本一になった際は才能豊かな選手がそろっていた。当時1年生だった真野主将が「練習についていけなかった」と振り返るほど。3年生になって聖地で躍動した主将に、湯浅監督は「素晴らしすぎて何も言うことない。すごい」と最大級の賛辞を贈った。
中等部を含めると部員は150人を超えるが、効率を求めずに全員で同じ練習に取り組んできた。「全員が苦労してつかみ取った優勝」。大所帯をまとめて3冠を成し遂げた主将の頬に、歓喜の涙が伝った。(SANKEI EXPRESS)