メヨハネス・フェルメール「水差しを持つ女」(1662年頃、45.7×40.6cm、メトロポリタン美術館、ニューヨーク)。Marquand_Collection,Gift_of_Henry_G.Marquand,1889(89.15.21)。Photo_Credit:Image_copyright。(C)The_Metropolitan_Museum_of_Art.Image_source:Art_Resource,NY【拡大】
アムステルダムからデルフトに移り住んだファブリティウスはフェルメールと同じ画家のギルド(組合)に属していたが、火薬庫の爆発事故で32歳という若い命を落とした。そのころ書かれた文書には、ファブリティウスの死の代わりに「フェルメールが生まれ出た」と書かれた。
ファブリティウスは師匠の技法を受け継ぎながら、明るい色調で優れた作品を描いた。ただ、フェルメールへの影響については「ファブリティウスが亡くなったころにフェルメールの画業が始まり、技法にも共通する部分があるが、残る史料が少なすぎて研究はあまり進んでいない」(ウィーズマン学芸員)のだという。
会場にはファブリティウスが死の直前に描いた「帽子と胴よろいをつけた男(自画像)」(1654年、日本初公開)も展示されている。(原圭介/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展 3月31日まで、森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6の10の1、六本木ヒルズ森タワー52F)。休館1月19日(火)。一般1600円。(電)03・5777・8600。