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【大相撲】白鵬10連勝 角界の父命日に「本来の相撲」 (1/2ページ)

2016.1.20 06:00

白鵬は魁聖(かいせい)を上手投げで下し、無傷の10連勝とした=2016年1月19日、東京都墨田区の両国国技館(鴨川一也撮影)

白鵬は魁聖(かいせい)を上手投げで下し、無傷の10連勝とした=2016年1月19日、東京都墨田区の両国国技館(鴨川一也撮影)【拡大】

 大相撲初場所10日目は19日、東京・両国国技館で行われ、横綱白鵬は平幕魁聖(かいせい)を左上手投げで退け、横綱鶴竜(かくりゅう)を寄り切った大関琴奨菊(ことしょうぎく)とともに無傷の10連勝。鶴竜は3敗目。横綱日馬富士(はるまふじ)は関脇栃煌山(とちおうざん)を押し出し、1敗を守った。栃煌山は6敗目。

 白鵬は、生前に「角界の父」と慕った元大鵬の納谷幸喜(なや・こうき)氏が亡くなって、ちょうど3年となる19日に魁聖を圧倒した。この日の朝、白鵬は稽古前に東京都内の納谷氏の墓参りへ向かった。「あっという間だった」と振り返る3年間。自身が歩んできた道に思いをはせるきっかけとなった。

 踏み込んで、左前まわしを引く。右も差し込むと、196キロの巨漢を豪快に投げ捨てた。日に日に調子を上げ、無傷の10連勝。「本来の自分の相撲を取れたので良かった」と話した。

「30歳になって、人生や世間を少しずつ経験した気がする」

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