白鵬は魁聖(かいせい)を上手投げで下し、無傷の10連勝とした=2016年1月19日、東京都墨田区の両国国技館(鴨川一也撮影)【拡大】
着実に優勝回数を重ね、1年前の初場所で長年相撲史に燦然(さんぜん)と輝いた大鵬の最多記録(32度)を抜いた。その場所後には、審判部を批判したことが物議を醸した。昨年秋場所では横綱昇進後、初の休場も経験。紆余曲折(うよきょくせつ)をたどりながらもずっと変わらないのは、第一人者として走り続けてきたことだ。「30歳になって、人生や世間を少しずつ経験した気がする」。
自身の最多記録を更新する36度目の優勝は少しずつ近付いてきた。11日目は琴奨菊との全勝対決。最大の勝負所を迎える。横綱は「いいものが出ればいいね」と気合を入れ直した。
一方、大関同士の対決は、稀勢の里(きせのさと)が豪栄道を突き落とし6勝目。豪栄道は4連敗で4勝6敗。関脇嘉風(よしかぜ)は5敗目を喫した。全勝の白鵬、琴奨菊を1差で日馬富士が追う展開は変わらなかった。(SANKEI EXPRESS)