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止まらぬ難民 EU「移動の自由」瀬戸際 (2/2ページ)

2016.1.27 07:30

ギリシャの首都アテネへの海の玄関口、ピレウスに到着した難民ら=2016年1月23日、ギリシャ(ロイター)

ギリシャの首都アテネへの海の玄関口、ピレウスに到着した難民ら=2016年1月23日、ギリシャ(ロイター)【拡大】

  • 難民問題に絡み、入国審査の再導入を最大2年継続できるようにする手続きの準備を欧州委に求めた欧州連合(EU)の非公式内相会合=2016年1月25日、オランダ・首都アムステルダム(AP)

 シェンゲン圏「最後の機会」

 EUのトゥスク大統領は今月、欧州議会への報告で、3月のEU首脳会議が、EUの「戦略」が機能するか判断する最後の機会になると明言。「もし機能しなければ重大な結果に直面する」と述べ、EUを中心に域内の国境で出入国審査を廃止した「シェンゲン圏」の崩壊を例に挙げて警鐘を鳴らした。

 シェンゲン圏が体現する「移動の自由」の理念は、難民らの流入を管理しようとドイツなどが昨年9月以降、入国審査を一時的に復活させたことで既に揺らいでいる。

 今月にはドイツと並んで難民の目的地となっているスウェーデンがデンマーク国境で入国審査を復活させると、国内での難民滞留を嫌ったデンマークがドイツ国境で同様の措置を開始。オーストリアは難民受け入れ数に上限を設ける考えを示し、波紋を広げた。

 EUは25日、アムステルダムで非公式内相会合を開き、入国審査の再導入を最大2年継続できるようにする手続きの準備を欧州委に求めた。過去に例がないこの手続きが実行されれば「移動の自由」の形骸化は避けられない。(共同/SANKEI EXPRESS

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