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治安強化、揺れる欧州の「自由」 パリ同時多発テロ1カ月 (1/3ページ)

2015.12.13 07:30

移民・難民が住むフランス北部カレーのキャンプで、取り締まりを行う警官ら。同時多発テロ後の緊急事態がなお続いている=2015年12月4日(ゲッティ=共同)

移民・難民が住むフランス北部カレーのキャンプで、取り締まりを行う警官ら。同時多発テロ後の緊急事態がなお続いている=2015年12月4日(ゲッティ=共同)【拡大】

 130人が犠牲となったパリ同時多発テロの発生から13日で1カ月。いまなお非常事態宣言が続くフランスでは、全土で厳しい取り締まりが続き、欧州各国も治安対策の強化に動いている。反イスラム・反移民感情も高まっており、欧州が掲げる「自由」の理念は、「11・13」の悲劇を契機に大きく揺らいでいる。

 改憲で権限拡大狙う

 「過去にこのような措置をとった政権はない」。フランスのカズヌーブ内相は3日、過激な思想を流布したモスク(イスラム教礼拝所)の閉鎖を発表した際、こう強調した。この1カ月間、当局は令状なしの家宅捜索も全土で展開。3日までに2235カ所を捜索し263人を拘束、334の武器を押収した。

 テロ直後、「フランスは戦争状態にある」と表明したオランド大統領は「危機に対処できる新憲法が必要」と憲法改正を急ぐ。目的の一つが非常事態下での政府権限の強化だ。

「オランド氏は自由を侵し、テロリストのわなに落ちた」

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