3位に入り、表彰式で笑顔の葛西紀明。左は優勝したアンデシュ・ファンネメル=2016年1月31日、北海道札幌市中央区の大倉山ジャンプ競技場(共同)【拡大】
空中姿勢は安定感抜群だった。HSを4.5メートル越えた1回目は、着地でも「勇気を振り絞ったらぴたっと入った」というテレマーク姿勢が決まり、飛型点は審判員の1人が満点の20点をつけた。
ただ、表彰式後の記者会見では喜んでいるだけではなかった。自身のW杯最年長表彰台記録を塗り替えたことにも「ぴんとこない。やっぱり優勝しないと。最年長優勝じゃないと駄目」と言い切った。HSちょうどだった2回目は力が入ったそうで「5メートルくらい損した。優勝のチャンスもあった」と悔しがった。
1月30日に待望の第1子の女児が誕生。「一生懸命頑張ろうという強い気持ちになった」。父親としての責任感も新たな発奮材料に。家族の存在も力に変え、葛西は世界のトップで戦い続ける。(SANKEI EXPRESS)