新日鉄住金による日新製鋼の子会社化の検討開始を発表した会見で、握手をする、新日鉄住金の進藤孝生社長(左)と日新製鋼の三喜俊典社長=2016年2月1日午後、東京都中央区(荻窪佳撮影)【拡大】
新日鉄住金(当時は新日本製鉄)は、09年に日新製鋼への出資拡大を検討したが、実現しなかった。日新製鋼が強いステンレスの市場シェアが提携強化で膨らむことが問題になったとみられ、今回の買収でも焦点になる可能性がある。
日新製鋼の呉製鉄所は、日新製鋼で唯一の高炉を持つ製造拠点。中国地方で初めてとなる高炉は、1962年に建設された。
三喜社長は、休止に関し「もう1基に経営資源を集中させるためで、2基とも止めるという選択肢は、今はない」と指摘。従業員の雇用は「しっかり守る」と述べた。
国内の鉄鋼業界は合理化のため集約が進んできた。2012年に新日鉄と住友金属工業が経営統合して新日鉄住金が発足。日新製鋼ホールディングス(現日新製鋼)も12年、日新製鋼と日本金属工業が統合した。02年にはNKKと川崎製鉄が統合してJFEホールディングスが発足している。