≪米民主党員集会≫
米アイオワ州で開かれた大統領選の党員集会で、民主党は「本命」のヒラリー・クリントン氏がバーニー・サンダース氏を相手に予想以上に苦戦した。共和党もテッド・クルーズ氏、ドナルド・トランプ氏という「非主流派」が上位を占めるなど混戦模様で、波乱含みの選挙戦を象徴する幕開けとなった。
「ため息をつき、ホッとし、安心した」
クリントン氏は1日夜、州都デモイン市内で支持者を前に、「当確」が出るのを待たずに“勝利宣言”とも受け取れる発言をした。
サンダース氏も「事実上引き分けのようだ」と述べた。公式集計で両者の差はないに等しい。サンダース氏が追い上げた要因は、アイオワ州における民主党の主要な支持基盤であるリベラル層と、若年層の支持にあったとみられている。
クリントン氏も“左旋回”を見せ、リベラル層の取り込みに躍起となったが、「超リベラル」なサンダース氏を凌(しの)ぐほどまでリベラル層を引き込むには至らなかったようだ。
クリントン氏は2008年大統領選でのアイオワ州党員集会では3位に終わっただけに、今回の結果は“善戦”といえなくもない。