北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、東京・市谷の防衛省敷地内に配置されている地対空誘導弾パトリオット(PAC3)=2016年2月3日午後(共同)【拡大】
米海軍とも連携する。米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とする第7艦隊には、弾道ミサイル防衛(BMD)が可能な艦艇が6隻配備されている。このうち数隻が今回のミサイル対処任務に当たるとみられる。
海自艦艇と米艦の担当エリアや情報共有などをめぐる調整は、昨年11月に日米間で設置した「同盟調整メカニズム(ACM)」を活用。防衛省幹部は「米国側との意思疎通がより円滑になっている。迅速な対処にもつながる」と指摘する。
落下想定し陸自配置
イージス艦が撃ち漏らした場合に備えて、射程数十キロの地上配備型の航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を、すでに配備中の東京・市谷の防衛省内と朝霞訓練場(埼玉県)、習志野演習場(千葉県)に加え沖縄本島や沖縄県の宮古、石垣両島などへの追加配備を進める。また、落下被害が出ることを想定し、陸自部隊も南西諸島に配置する。
自衛隊の指揮は、航空総隊司令官が「BMD統合任務部隊指揮官」として一元的にとる。自衛隊幹部は「北朝鮮が発射を事前通告したことで、飛来しても迎撃できる確率がより高まった」と語った。