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現在の沖縄を見つめ直すきっかけに 丹野郁弓、齊藤尊史 舞台「光の国から僕らのために-金城哲夫伝-」 (1/3ページ)

2016.2.6 13:30

「根暗だと思っていた」「明るいですよ僕」と笑いあう丹野郁弓(たんの・いくみ)さん(左)と齊藤尊史さん=2016年1月27日、神奈川県川崎市の劇団民芸(藤沢志穂子撮影)

「根暗だと思っていた」「明るいですよ僕」と笑いあう丹野郁弓(たんの・いくみ)さん(左)と齊藤尊史さん=2016年1月27日、神奈川県川崎市の劇団民芸(藤沢志穂子撮影)【拡大】

 テレビの特撮番組「ウルトラマン」の放送開始から今年は50年の節目。劇団民芸が、草創期の脚本家でプロデューサーの人生を描く新作「光の国から僕らのために-金城哲夫伝-」を上演する。ウルトラマンをめぐる青春群像劇であると同時に、沖縄出身で、故郷で不慮の死を遂げた金城の苦悩にも焦点を当てた、社会派の作品に仕上がった。

 ピュアすぎたゆえの葛藤

 金城哲夫(きんじょう・てつお、1938~76年)は「ウルトラQ」以降の初期のウルトラシリーズを企画・立案し、人気を牽引(けんいん)した脚本家として知られる。作品は史実に沿って畑沢聖悟(はたさわ・せいご)が脚本を書き下ろし、演出は丹野郁弓(たんの・いくみ、59)。

 沖縄から東京の高校、大学に進学した金城(齊藤尊史、44)は円谷プロダクションに入社。企画した特撮番組「ウルトラマン」は、3分間しか戦えない弱点も抱えたヒーローに個性的な怪獣ぞろいで大人気となる。だが視聴率競争に振り回されて帰郷。沖縄国際海洋博覧会(海洋博)の企画も手掛けるがうまくいかない。同郷の仲間の上原正三(みやざこ夏穂)や妻、裕子(桜井明美)が支えるが、次第に酒に溺れて事故死する。前半がウルトラマン、後半は金城の葛藤と沖縄が抱える問題が軸となっている。

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