「根暗だと思っていた」「明るいですよ僕」と笑いあう丹野郁弓(たんの・いくみ)さん(左)と齊藤尊史さん=2016年1月27日、神奈川県川崎市の劇団民芸(藤沢志穂子撮影)【拡大】
舞台化は丹野が金城を軸に現在の沖縄を見つめ直したいと考えたことがきっかけ。「50年の節目は後で気がついた」と笑う。畑沢は、青森県の自宅にウルトラマンのフィギュアをコレクションするほどの大ファン。人気怪獣の「友好珍獣ピグモン」が重要な役回りで登場する。
金城を演じる齊藤は、再放送でウルトラマンに親しんだ世代。「正義のヒーローで、よくまねしていた。怪獣も大好きだった」と振り返る。金城の存在は知らなかったといい、準備で初めて沖縄を訪れて、金城の妻ら遺族にも会う。感じた人物像は「ピュアだった」ということ。「20~30代であれだけの作品を書く勢いと発想力はすごい。ピュアすぎるから理想を求め、海洋博の責任までも背負い込み、自暴自棄になった」
丹野は「明るくて友達がどんどんついてくるような人」とみる。舞台では齊藤を動き回らせ、バイタリティーあふれたウルトラマンの草創期を見せる。