最終ラウンド、優勝を決めギャラリーの声援に応える野村敏京(はるきょう)=2016年2月21日、オーストラリア・南オーストラリア州アデレードのグランジGC(共同)【拡大】
シーズンオフに、これまであまりこだわっていなかったクラブの調整にも時間を割いた。「全然合っていなかった」というヘッドやシャフトを変更。約250ヤードだったドライバーショットの平均飛距離は20ヤード近く伸び、パーオン率も向上するなど安定感が大きく増した。
最終日の15番、17番で10メートル前後の距離を沈めたパットは、ルーティンを変えた。「これまで考え過ぎだった」とシンプルに打つことを心掛けた。直前の素振りもやめ、リズム良くストロークしたのが奏功した。
2011年5月にプロ転向後初の日本ツアー、中京テレビ・ブリヂストン・レディースで初日から首位を譲らずに圧勝するなど潜在能力は高かった。米ツアーでは14年のメイヤー・クラシックの4位が最高と実力を出し切れていなかった。強豪のコを振り切っての初勝利で開花し、さらなる飛躍が見込まれる。
世界ランキングも現在の67位から大きく浮上するのは間違いない。メジャー大会優勝や、8月のリオデジャネイロ五輪の日本代表も十分に狙える存在になった。(共同/SANKEI EXPRESS)