米歌手、マドンナ。2月13、14の両日、さいたまスーパーアリーナで行われたライブ。それぞれ2万人を集めた=2016年、埼玉県さいたま市中央区(Yoshika_Horitaさん撮影、提供写真)【拡大】
日本初披露曲も
今回の「レベル・ハート・ツアー」は、彼女の“時代の反骨者”であろうとする姿勢を全面的に打ち出している。オープニングでは、ケージにとらわれたマドンナが、ステージ上空から登場。1曲目「アイコニック」では、燃えたぎる赤をシンボルカラーに、戦国時代を思わせる甲冑(かっちゅう)スタイルのダンサーと、歌と踊りを繰り広げる。総勢20人の男女のダンサーの中には、日本人が数人含まれ、続く「ビッチ・アイム・マドンナ」での和をイメージさせるパフォーマンスも見事だ。
このほか、修道女姿のダンサーとポールダンス、60年代のアメリカを再現した衣装と舞台美術など、次々とセットが変わり、見せ場が満載だ。しかもアリーナには、十字架の形になって花道が伸び、その先がハート形のセカンドステージになっていて自在に行き来するため、全方位から見やすくなっている。
パフォーマンス以外でも、幕あいに流された、これまでのマドンナのビジュアルイメージをイラストレーションで見せる映像が秀逸だった。