行定勲(ゆきさだ・いさお)監督(左)とASIAN_KUNG-FU_GENERATIONの後藤正文さん=2015年12月17日(三島タカユキさん撮影、提供写真)【拡大】
芸能界を舞台に、虚構と現実を描いた加藤シゲアキ(NEWS)の小説『ピンクとグレー』。今回、映画監督の行定勲(ゆきさだ・いさお、47)が独自の視点で映画化し、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)が書き下ろした主題歌「Right Now」のミュージックビデオまでスピンオフ作品として手掛けた。映画と主題歌の関連性について、行定とアジカンの後藤正文(39)に語ってもらった。
主題歌で完結させる
――映画の主題歌を依頼したきっかけは?
行定勲(以下行定) 「映画を撮って、編集し終わったときに、もっとその先のラストシーンが本当はあったんです。でも、観客は何か感じながら見てるのに、その先を限定してしまってはいかんな、と思ってやめたんですよ。それで主人公の、突然カットアウトするような終わり方をしているんで、エンディングにかかる曲で、別のところに観客を連れていってもらってもいいなぁ、と思ったときに、初期のアジカンのような疾走感のあるビートで、ちょっと一癖あるような、気持ち良く連れ去られるんだけど、端っこは別のところに持っていかれるっていう感じがほしくなったんです」