自民党大会で、参院選挙の必勝を期しガンバローコールを行う安倍晋三(しんぞう)総裁(中央)ら=2016年3月13日午前、東京都港区(春名中撮影)【拡大】
特に首相が憲法改正に触れなかったのは「公明党への配慮」(閣僚経験者)との側面が強い。山口那津男(なつお)代表が、次期参院選直後の憲法改正発議に慎重な姿勢を示しているからだ。
首相が同日選を決断する際には、公明党の対応もカギを握る。公明党の支持母体の創価学会が、選挙準備の都合で同日選を嫌う傾向にあるからだ。首相の党大会の発言ぶりは「同日選を考えれば、改憲で公明党を不必要に刺激しない方がいい」(自民党幹部)との思惑もあったとみられる。別の党幹部は、公明党への配慮が顕著な首相の姿勢に、こう感想をもらした。
「同日選の準備だけはしておかなければ」(水内茂幸、豊田真由美/SANKEI EXPRESS)