B5判で、80ページ。充実しているのは、アスタコNEOが「掴む」「切る」など得意の動作をしているところをいろんな角度から撮影した写真の章で、まるでアイドルの写真集のようなノリ。憧れの操縦室は、レバーやペダルのひとつひとつを細かく解説、マニアの要求にもこたえるようなものになっている。
岩井さん自身も、実際に「アスタコNEO」に“搭乗”、「ロボットに乗って操縦するという夢がかなった。鉄骨をつかんで曲げるという操作でしたが、自分の指先の動きがものすごい力に変わる。興奮しました」と話す。
従来の重機についての本は、専門書か子供向けの図鑑のようなものしかなく、重機好きの大人の視点で重機を扱った書籍が出始めたのは最近のこと。購入している層は30代、40代の男性で、子供のころにガンダムなどのアニメを見て育った世代という。
岩井さんは、「ペーパークラフトに対する読者の反響が大きかったので、今後もペーパークラフト付きでメカに関する本を出していきたい」と話している。