書店も戸惑う「重機萌え」ブーム ガンダム世代がハマる魅力を探る (4/4ページ)

2013.9.21 12:00

 重機の魅力、余すところなく

 一方、パワーショベルやタワークレーンなどを広く浅く取り上げたのが、「重機の世界」(東京書籍)。「こんなニッチな本に書店から注文が入るのか」という懸念の声が社内にはあったが、今年初めに発売したところ、発売後1週間で増刷という事態に。

 A4変型判で107ページ。著書は重機模型の専門店「KEN KRAFT」(東京都千代田区)の高石賢一さん。「掘る・積む」「吊る」「均(なら)す」「壊す」「運ぶ」の5つの動作ごとに章分けして、それぞれの章に登場する重機の部位の説明や魅力のポイントなどを解説している。例えば、「壊す」の章では、「デモリション・マシン(解体機)」がビルを壊す様子を連続写真で紹介するなどしている。

 この本の好調を受け、同社では来年1月ごろ、海外の巨大重機を紹介する『巨大重機の世界』(仮タイトル)という写真集を発売する予定という。

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