富士山、サクラ、そしてレクサス「NX」=日本平ホテル【拡大】
料理を担当するのは、神保町の日本料理店「傳」の長谷川在佑氏。無形文化遺産に登録された「和食」の世界で新進気鋭の料理人として知られる。イベントを盛り上げるホスト役は編集者・評論家の山田五郎氏、会場を飾る花や樹木はフラワーアーティストの赤井勝氏が担当した。
屋外がメーン会場と聞いていたが、記者が参加した23日はあいにくの強風だった。気温も低いため、参加者の体調や配膳を考慮し、急きょ屋内での開催に変更された。関係者によると、悪天候に備えて屋内外のどちらにも対応できるようメニューの内容を臨機応変で切り替えるそうだ。調理場からテーブルまでの距離や階段、導線といった要素も計算済みだ。
■富士山とサクラ、そして珍しい料理
「子供のころは桜えびをよく食べた。いまは高級食材となってしまったが…」。懐かしそうに思い出を語るのは山田五郎さん。両親が静岡県出身で、祖父母宅に遊びに行くことが度々あったそうだ。第1会場の「富貴庵」では、「夜のお菓子」(うなぎパイ)、「海と山のビスク」(桜えびとエビイモ)に舌鼓を打った。日本酒は沼津の地酒「白隠正宗」が振る舞われた。このほか、静岡の芸妓が唄や踊りを披露した。