季節や天気こそ選ぶが、ルーフを開けるというオプションは、普段のドライブを楽しむ上でかなり大きな選択肢となる。幌を全開にすると、走行風を巻き込んで埃が入ったり髪型が崩れるなど面倒なこともあるが、外の音や空気に直接触れながらクルマ、運転手とロケーションが一体となって、いつもよりもっと贅沢にカーライフを楽しむことができるのだ。ルーフを再び閉めたときに「車内はこんなに暗かったのか!」とあまりのコントラストに強い違和感を覚えたが、普通のクルマならこれが当たり前の状態なのだ。車内がパッと明るくなるだけで、ウキウキと楽しい気分になれるのはオープントップの強みだ。
街中で一目置かれる存在
ただでさえ珍しい500のキャンバストップともなれば、あらかじめ予想していたとはいえ、街中でかなりの注目を集めることになる。周りのドライバーはもちろん、歩行者からもたくさんの視線が向けられた。銀座四丁目の交差点をキュイーンと右折する真っ赤な500Cは、相当目立っていたに違いない。例えばその辺でよく見かける「ミニ」だったら、みんなが振り返ってまで目で追うようなことはあまりないだろう。もちろん、見慣れているからだ。仕事でいろんなクルマを試乗しているが、ここまで注目されたのは発売直後のトヨタ・ミライ以来だ(あの時は停車中にスマホで写真を撮られたりした)。