注目という意味で、500Cにはこれまでのクルマと圧倒的に違うことがひとつあった。女性からの反応だ。信号待ちをしていると、必ずといっていいほど道行く女性がこちらをじっと見てくる。一瞬「オレ?」と勘違いするが、彼女たちが興味を持っているのは99%クルマの方なのだ(残念!)。クルマを止めて撮影している時も、彼女たちは500Cに釘付けとなる。外観はもちろん、色使いがちょいと派手なインテリアまでなめまわすようにチェック。まさにモテモテ状態だ。クルマと女性はなかなか結び付かないかもしれないが、「デザインが可愛いければ、彼女たちだって自動車に強い興味を示すんだ」と驚かされた。おそらく500Cに『ときめき』を感じているんだろうなぁ。「このクルマ、欲しい!」と思った女性もいたはず。とにかく彼女たちの反応はとても印象的で新鮮だった。
荒削りだけど…「個性」という魅力
500Cは走行中の振動や変速ショックなど所々に粗さはあるが、最近のクルマには少ないこの“機械っぽさ”がツボにはまれば、じわじわとその魅力を感じ取ることができるはず。はっきり言って、筆者が17歳の時にイギリスの自動車教習所で運転していた小型車のローバー「メトロ」よりも荒削りだ。慣れるまでは「オイオイ、こいつ大丈夫か?」と心配になったが、コツさえつかめば、クルマと一体となってちょっぴり刺激的なドライブを味わえるのだ。
日本車よりも強い個性があって、周りと被らないクルマに乗りたければ、500Cはチェックする価値のある一台だと思う。2人で乗るのはもちろん、家族がいればセカンドカーとしてちょうどいい。オシャレで可愛いクルマに乗りたい女性には特にオススメ。街中で目立つことを覚悟して乗る必要はあるが、ルーフを開けて直接肌身で感じる眼差しはなかなか気持ちのいいものだ。
ちなみに皇居や迎賓館周辺など“それっぽい所”をグルグルと走ったが、どこかの国の王女様と出会うことはなかった。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)