一行はスタートから3時間余りでゴール。取材陣に囲まれた劉会長は、「景色には十分満足した。サイクリングの聖地にするためにやることはいっぱいあるが、条件はそろっている」と語り、「聖地」として売り出す考えを公言した。
劉会長が指摘する条件とは、サイクリストに愛される景観に加え、サイクリングに適した気候風土、コースの魅力、地元のグルメ、交通アクセス、宿泊施設、住民や自治体の協力…など多岐に渡る。琵琶湖にはそれらがそろっていると、世界一の自転車メーカーのトップがお墨付きを与えた瞬間だった。
台湾人を琵琶湖へ誘致
実は、ジャイアントが日本の地方自治体と手を組むのは、琵琶湖が初めてではない。劉会長は2012年にも来日し、広島県と愛媛県を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を走って、両県と共にサイクリング振興に取り組んだ。その後、しまなみ海道のサイクリングコースの人気は爆発的に高まり、今では日本最大級の国際サイクリングイベント「サイクリングしまなみ」を両県の主催で開催するまで盛り上がっている。
また、富山湾のサイクリングコース開発でも、ジャイアント社が富山県に協力し、新イベント開催に結びつけた実績がある。