これに対しジャイアントは、自治体とがっちり手を組むなど、まったく異なるアプローチで日本に浸透しつつある。劉会長自身が親日家で、日本滞在中はほとんど日本語で話し、メディアの取材にも日本語で気さくに応じるなど“ソフト路線”を貫く。
ジャイアント幹部が「劉会長が走ったところは、必ずサイクリングの聖地として人気が出る」と断言するほど影響力のあるキング・リュウ。琵琶湖をサイクリングした直後には、「皆さんと歴史を書きながら進んでいる」と語り、日台で足並みを揃えて取り組んでいることを強調した。
そんな劉会長の姿勢には、日本のサイクリング文化の発展が自社、そして自転車業界全体のメリットになるという、業界のキングならではの深謀遠慮がにじみ出ている。