Q 北京進出はどのような業種が適している?
A 一大消費地であり、文教・歴史都市であることから、小売業、飲食業、サービス業、ハイテク関連業、ソフトウエア業、医療関連業、旅行業などが増えています。そのほかには金融業も増えています。一方、製造業や重工業は都市環境保護の観点から郊外移転を進めています。
Q 北京の人材状況は?
A 北京には北京大学や清華大学など国内トップクラスの大学が数多くあり、また、中国大手企業の本社や外資系企業の主力オフィスが多くあることから、中国全土から優秀な人材が集まっています。近年、中国の経済発展に刺激を受けた国外留学組の帰国が増え、グローバル人材も豊富です。しかし、他の先進国の都市と比べてハイレベルな人材がまだ不足しているようです。北京市人力資源センターによると、米ニューヨークや英ロンドン、東京などの世界都市に比べ、北京はハイテク産業や金融業などへの人材配分が低く、他の世界都市に比べ立ち遅れている傾向がうかがえます。また、世界に通用する人材の育成と世界各国からハイレベル人材の受け入れが必要と同センターは提言しています。
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【プロフィル】平出和弘
ひらいで・かずひろ 天津大野木マイツ諮詢有限公司・北京大野木FM諮詢有限公司董事・総経理。日本国税理士。2003年12月の天津法人設立以来、現地に駐在。日系企業の現地法人設立、撤退、組織再編や会計・税務に関するコンサルティングなど多数の経験あり。