言葉のパワーは想像以上 ローカリゼーションを使い分ける (2/3ページ)

2013.9.8 06:00

HAKATATONTON

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  • ヒミ*オカジマさん
  • 店内

        

 豚足は南部のソウルフードであるがゲテモノとも見られる。そこで英語の「Pigs feet」ではなく日本語で「Tonsoku(トンソク)」として紹介した。当然、お客は意味を聞いてくる。フランスの食卓に並ぶ「ピエ・ド・コション」だと答えると、フランス人が食べるものなら美味いのだろうとアメリカ人も注文する。単に豚足をフランス語に置き換えただけなのに。

 「めんたいこ」もタラの卵と言わず「博多スパイシーキャビア」という名で案内した。お客さんの馴染のある食の名前に近づけるわけだ。これらは常とう手段でイタリアならラーメンを「スープ入りスパゲッティ」と中華料理屋のメニューに書いてあるのと同じである。料理名のローカリゼーションだ。

 ただ、いつもローカリゼーションすればいいというものではない。ヒミさんの店でもローカリゼーションは使い分ける。例えば、豚足をソウルフードとするお客さんをお店に迎えた時、豚足を英語で表現する。

 「彼らはすごく喜び、それこそ『おれたちと同じだ!』とハグされました(笑)。アフリカ系アメリカ人の人たちは豚足をチタリングスというイタリア料理のトリッパみたいな煮込みにして食べるそうです」

 ヒミさんはお客さんの心や立場に気を配るのが得意なのだろう。その彼が、こう説明すればもっと海外で普及するのに、と思う料理は何だろうか。

「Sashimiカルパッチョと言えば食べてくれます」

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