防衛装備品をめぐる日本と外国政府の協議案件【拡大】
意外な国からも打診
半面、野田三原則には大きな収穫もあった。海外からの協力要請が相次いだことで、政府は「日本の防衛産業が持つ技術力や産業基盤の質に対する評価が国際的にも極めて高いことが分かった」(経済産業省幹部)と、自信を深めている。
日本の技術力を象徴するのが、「製造できるのは世界でわずか10カ国前後」(元自衛隊幹部)とされるハイテク兵器、戦車だ。中でも、三菱重工業が開発した陸上自衛隊の主力戦車「10(ヒトマル)式戦車」は高性能ディーゼルエンジンを搭載。軽量ながら蛇行走行中の不安定な態勢でも強力な主砲の砲身を揺らさず正確な射撃ができ、「間違いなく世界一の戦車」(同)といわれる。
実は、日本に戦車用エンジンの共同開発を持ちかけたトルコは、韓国製の次期主力戦車「K2(ブラックパンサー)」の技術を現代グループから導入し、準国産戦車「アルタイ」の開発を進めていた。