エア・インディアが所有するボーイング787機。米ボーイングと欧州エアバスはインドの航空機需要予測を上方修正した=南部ハイデラバード(AP)【拡大】
インドは旅客数の増加にともない、航空機需要が拡大していく見通しだ。航空機メーカー大手の米ボーイングと欧州エアバスは2032年までのインドの航空機需要予測を引き上げた。ボーイングは1600機で総額2050億ドル(約20兆9879億円)、エアバスは1290機で同1900億ドルと予測している。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。
昨年の需要予測はボーイングが1450機(総額1750億ドル)、エアバスが1042機(同1450億ドル)だった。豪航空コンサルティングのアジア太平洋航空センター(CAPA)は、景気後退や競争激化などが要因で、13年度(13年4月~14年3月)のインド航空会社の合計赤字額が16億5000万ドルになると予想するなど、同国航空市場は苦戦している。
しかし、両メーカーは、長期的には経済成長による旅客増が続くとの見通しから従来予測を上方修正した。
ボーイング幹部はインド航空市場について「短期的には輸送能力の供給過多や燃料費の高騰といったマイナス要因が多い」としながらも、旅客増の傾向が続いていることから長期的な成長は確実だと分析。航空会社による燃費効率改善を図る動きも活発で、航空機需要が拡大するとの見解を示した。