ただ、先行きについて日銀は「海外経済の回復を背景に、輸出は緩やかに増加する」(幹部)とみており、15年度の実質GDPは再び上昇し、伸び率は1.5%程度と従来の見方を踏襲する方向だ。
一方、日銀によれば景気回復を背景に、日本経済全体の需要と潜在的な供給力の差を示す「需給ギャップ」が13年10~12月期でマイナス0.1%になった。
消費税増税に伴う駆け込み需要とその反動の影響はあるものの、デフレ要因の一つだった需要不足がほぼ解消し、日銀は「2%の物価安定の目標に向けた道筋を順調にたどっている」(黒田東彦総裁)との自信を深めている。
1月の時点で消費税増税の影響を除いた消費者物価指数(生鮮食品を除く)は15年度に1.9%になると予測していたが、その後も安定して2%程度の上昇が続くとの見通しを示す。