今月中に首相がトップを務める行政改革推進本部で新法人への移行を16年4月と決める。15年10月に消費税率10%への引き上げが予定される中、政府は「無駄な事務・事業の見直しがなければ国民の理解は得られず、スピード感をもって改革していく必要がある」(首相周辺)と判断した。
独法改革に首相が意欲をみせる背景には、第1次政権時代に取り組んだ改革案が頓挫した経緯がある。
当時、渡辺喜美行政改革担当相が102ある独法を86法人に統廃合し、財政支出を約1570億円削減するプランをまとめたものの、関連法整備までは至らなかった。
このため、首相は行革推進本部による決定を月内に行い、新法人への移行時期など改革に向けた道筋を早期に描く必要があるとの考えに傾いた。